天ぷらmp4

UX成分多めにしたい。

「実店舗を建てる」ことと「Webサイト」や「アプリ」の新規開発は驚くほど似ているし、説明として理想的な例えだと思う

色んなクライアントと話す中で、そもそもビジネスツールとしてWebやアプリをどう捉えていけばよいのか?という部分に認識の差がある気がしたので自分の考えをまとめる意味もあって文章に起こしてみました。


実店舗を建てると想像する

 

Webサイトやアプリを作るとき実際に「実店舗」を作ると想像してみてください。

大体以下のようなことを考えるのではないでしょうか?

  • 予算はどれぐらいかな?
  • 土地はどこが良いだろう?
  • 地盤は大丈夫かな?
  • 人通りは多いかな?
  • 貸店舗かな、自分で建てようかな?
  • 外観はどんなのがいいかな? 
  • 内装はどうしよう?
  • どこにどんな商品をおこう?
  • 店内のサービスや接客はどうしよう?
  • どうやってお店をお客さんに宣伝しよう?

 

Webサイトやアプリも考えることは一緒


実はWebサイトやアプリも考えることはほとんど一緒なんです。

「土地」「地盤」「サーバー」ドメインです。これが弱いと障害が発生しやすくサービスがストップしてしまったり、多くの人が来た時にも耐えきれずに停止してしまう恐れがあります。

「人通り」はターゲットとする「キーワード」と言えます。例えば「子育て」というキーワードであれば1ヶ月で100万回以上検索されているキーワードなのでそのキーワード向けにサイトを作れば人通りが多い場所にお店を作るということになります。

「貸店舗」楽天、アマゾン、ミンネ、wixなどの簡単にHPが作成できるサービスで。ワードプレスは一戸建てだけどパッケージ化された量産型と表現できます。そして「自分で建てる」のは1からHPを制作するイメージです。コストや建設時の自由度も建物と同じで「貸店舗」->「パッケージ」->「建てる」 の順で高くなっていきます。

「お店の外観」「HPのデザイン」です。お店の外観で入りやすいなぁ、入りづらいなぁってあると思います。あれと全く同じことがWebでも起こります。ITリテラシーの高い人ほどその目がシビアになります。特に最近の人たちはFacebookやLINE,Instagramなどの上質なデザインに毎日触れているので低品質なデザインに対する拒否反応というのは高い傾向にあります。

ある統計結果ではHPに入って1秒もたたずにそのHPが自分にとって有益かどうかを人は判断してしまうそうです。1秒というとほぼ内容なんて見てません、パッと見た雰囲気だけでほぼ決まってしまうわけです。

「内装」「UI」が該当します。ユーザーインターフェースの略ですが、HP自体の使い勝手と思っていただければ良いです。 お店に例えると、商品の取りやすさ、陳列の見やすさ、どこにどんな商品があるのかの分かりやすさ、購入やサービスを受けるまでの手続きのしやすさなどが該当します。これについてもWebの世界ではかなり重要な部分です。信じられないかもしれませんが、購入ボタンの上の文言を1行変えただけで数億円売り上げが変わった例もあります。少しでも分かりづらいと人は離脱していってしまうというのがWebサイトやアプリの特徴です。

「どこにどんな商品」「接客」「サービス内容」については「UX」が該当します。ユーザーエクスペリエンスの略で「ユーザー体験」、ということです。この「ユーザー体験」をいかに良いものにするか、これがビジネスを行う時に何を差し置いても一番大事と言っていいでしょう。実店舗と少し違うのは、店員ではなくWebのシステムを通してサービスを提供するという点です。そのため店員の態度とかサービスの質が低いというのはシステムの出来の良さや悪さで判断されるということです。いくら美味しい料理や良い商品を出していても店員の態度が最悪というお店って行きたいでしょうか? それと一緒です。

最後に「どうやってお店を宣伝しよう?」ですが、これも実店舗とあまり変わりません。ただお店を立てて「さあお客さんが来るまで待とう」なんて、よほど人通りが多い場所じゃないとお客さん来ないですよね?

仮に人通りが多い場所にお店を構えたくても、現実のお店でも一等地を取るのは難しいように、Webの世界も全く一緒です。大量に検索されるキーワードの検索結果にHPを出したくてもかなりの労力やお金が必要になります。

もちろん一等地を手に入れる努力も大事ですが、かなりの資本が必要になります。そのため、GoogleFacebook,Twitterなどにお金を使って広告を出す方法や、自分たちでSNSを使って拡散する方法、ユーザーさんのシェアで拡散する方法などを使う場合がほとんどです。実店舗で考えるとそれぞれ、雑誌などへの広告掲載、自分たちでビラ配り、お客さんの口コミ、みたいなことが該当します。

 

とにかく実店舗を建てる!を明確にイメージしてみる


どうでしょうか?Webサイトやアプリだといまいちイメージが湧かなかったのが「実店舗を作る!」と考えればかなりイメージしやすいのではないでしょうか?

また、実店舗を建てる!と考えた時にどういう風に自分が店舗建設に関わっていくのか考えてみてください。予算の話から、建設場所、外観、内装、サービスや商品イメージなどしっかりと建築家と話し合いながら店舗を作るのではないでしょうか?

Webやアプリの世界も一緒です。しっかりとタッグを組みながら作り上げてこそ良いものが出来上がります。「とりあえず作って」と、お金だけ支払って依頼してもおそらくろくなものはできません。自分のお店を建てるときに「とりあえず作って?」って頼むでしょうか? または「俺の要望を全部入れろ!」なんて無茶を通すでしょうか? 建築家がそれだとすぐに倒壊します!って言っても?

 

その他、価格や制作時間、プログラマーやデザイナーの経験など実店舗と同じように完成後の出来に関わってきます。

 

実店舗だと完成後のメンテナンスや内装、外装の改善も大切ですよね。内装などは特に売り上げや商品の変更などで頻繁に変更する必要があるかもしれません。サービス自体もユーザーの要望に応じて変更していく必要があります。Webやアプリも全く一緒で、むしろ実店舗よりも変化の速度が早いぶんメンテナンスや改装も頻繁にする必要があるんです! 

 

ほっといても利益が出るのがWebやアプリという認識は捨てる


非常に多いのが、Webやアプリのメンテナンスや改善をおろそかにするパターンです。とりあえず作ってあとは放置だったり、商品の入れ替えだけ行ったりがそれです。実店舗で例えると何年も内装を変えず、定年劣化する棚や機材を入れ替えず、お客さんから苦情が出ている店員を入れ替えず。そんなイメージです。

「いやーないでしょう」って思いますよね。多いんですよこれが。


成功しているECやWebサービス、アプリは莫大な費用をかけて日々改善し続けています。私が会社に勤めていた頃は200人で1つのサービスをメンテナンスしていました。メンテコスト=200xお給料  と考えてみてください、一律30万円だったとしても月6000万円ぐらいメンテナンスにお金をかけていることになります。ですが、それだけメンテナンスにお金をかけながら何十億、何百億という利益を出してました。

 

そんなコストうちには無いよーと思われるかもしれません。でも、それはやらなくて良いということにはならないはずです。実店舗で商売を始めてあまり売り上げが芳しくなかった場合、当然改善したり試行錯誤したりしますよね? それと全く一緒の努力をWebやアプリですれば良いだけです。予算が無くてもできる限りでなんとか試行錯誤してみるというのはWebサイトでもできる話です。ほっといても利益が出るのがWebやアプリという認識は捨てましょう。

 

良いサービスをユーザーに届けたい

結局のところ「良いサービスや商品をユーザーに届けたい」という気持ちが一番大事です。良いサービスや商品をユーザーに届けるために!実店舗を作るのと同じ気合いでWebやアプリにも取り組む。UXも結局この思いから良くしていくことができます。

そして、その気持ちに答えてくれる建築家、もといWebサイトやアプリを作ってくれる会社を探す。これがWebやアプリを作る時に一番大事にすべきことじゃないかと思います。

 

 

以上です。相変わらず説教くさい文章になるのがあれですが、だいぶ頭は整理されたので良しとします。